ニュースターシチー（1992年生、母ヤンゲストシチー）

ニュースターシチー（1992年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミスターシービー（当時12歳）と交配したヤンゲストシチーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）富川田中牧場。戦績は、中央平地23戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は1996年の北海ハンデキャップ(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

清水出美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

9月10日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

10月2日、中2週で迎えた2戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中京芝1700m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月16日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったジェットグローリに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

11月6日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマニンプリズムを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月18日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

3歳（1995年）

1月16日、中3週で迎えた7戦目は、4歳500万下の白梅賞（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（4戦1勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

4歳（1996年）

1月6日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた8戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた10戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小池隆生騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

3月2日、中1週で迎えた12戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の下呂特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた13戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着を確保した。

3月24日、連闘で迎えた14戦目は、5歳以上500万下の美濃特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したスリーリッチにアタマ差届かず2着となった。

4月20日、中3週で迎えた15戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るリーディングボードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

5月4日、中1週で迎えた16戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の朝日岳特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月8日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマンダラヴィエントを半馬身振り切って3勝目をつかんだ。

6月23日、中1週で迎えた18戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の道新スポーツ賞（札幌芝2600m 曇/良）に出走。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のポプラステークス（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下のアカシヤステークス（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったタイキマーシャルに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月17日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の北海ハンデキャップ（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るシルクスプレンダーを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて4勝目をつかんだ。

9月8日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、ハンデ戦のムーンライトハンデキャップ（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

10月5日、中3週で馬体重を前走からさらに18kg減らして迎えた23戦目は、渡月橋ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。