ジェットグローリ（1992年生、母プリンセスアビー）

ジェットグローリ（1992年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時13歳）と交配したプリンセスアビーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）岩見牧場。戦績は、中央平地20戦3勝2着1回、地方6戦1勝。主な勝ち鞍は1996年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

9月18日、デビュー戦は塩村克己騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1700m 晴/稍重）に出走。馬体重は472kg。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

10月2日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、勝ったアピットにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

10月16日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（2戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニュースターシチーに6馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（1995年）

10月14日、約12か月の休み明けで迎えた4戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で塩村克己騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で塩村克己騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のインターフランクに2馬身の差をつけて優勝

11月19日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下の御陵特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で塩村克己騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

4歳（1996年）

6月2日、約6か月半の休養明けで迎えた7戦目は、5歳以上900万下の湘南特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で塩村克己騎手（6戦2勝）。17頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

6月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、5歳以上900万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で塩村克己騎手（7戦2勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のアポロンをクビ差振り切って3勝目を手にした。

7月6日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、ハンデ戦のストークステークス（阪神芝1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で塩村克己騎手（8戦3勝）。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に敗れた。

9月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で塩村克己騎手（9戦3勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

5歳（1997年）

6月21日、約9か月の休み明けで迎えた11戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の三宮特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

7月27日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の有明特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く17着に終わった。

9月21日、中7週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

11月9日、中6週で迎えた15戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

11月15日、連闘で迎えた16戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

6歳（1998年）

5月30日、約6か月半の休養明けで迎えた17戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下の賢島特別（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた19戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の鷹取特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は一杯になって13着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の舞子特別（阪神芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

9月8日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、金原学騎手を鞍上に迎えて、白露特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。最後は、2着のユウコーパンチに4馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

9月15日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた22戦目は、ファンタジーナイト賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で金原学騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

10月8日、中2週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた23戦目は、ハンデ戦の神無月特別（浦和ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で金原学騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月15日、連闘で迎えた24戦目は、紅葉特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で金原学騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で金原学騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

11月4日、連闘で迎えた26戦目は、マルチサドル特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で金原学騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。