クーゲル（2011年生、母フューチャハッピー）

クーゲル（2011年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「弾丸（独）」。毛色は栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時26歳）と交配したフューチャハッピーが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）岡本牧場。戦績は、中央平地28戦3勝2着5回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

11月2日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月16日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたチーフアセスメント決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

12月1日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るハクユウカンベエを鬼脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月23日、中2週で迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の冬桜賞（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したサンマディソンにハナ差届かず2着に甘んじた。

3歳（2014年）

1月18日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下のはこべら賞（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカレンマタドールに半馬身届かず2着に敗北した。

2月15日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下のくすのき賞（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

3月21日、中4週で迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のデンコウヒノマルに2馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

5月4日、中2週で迎えた9戦目は、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌ダート1700m 雨/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた11戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず12着に敗れた。

10月18日、中8週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

11月30日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は酒井学騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の高砂特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

4歳（2015年）

4月21日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、’15 メトロポリタンエイプリルカップ競走（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、若干緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

6月13日、中7週で迎えた16戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったディープミタカにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

8月8日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で鮫島克駿騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したタガノヴェルリーを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月30日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で鮫島克駿騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

11月1日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で鮫島克駿騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のシゲルハダカマツリに2馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

11月14日、中1週で迎えた22戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 雨/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で義英真騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5歳（2016年）

3月13日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

4月3日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月14日、中5週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の八海山特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（6戦1勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

6月26日、中5週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下のリボン賞（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

9月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の新涼特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

10月23日、中5週で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の大山崎特別（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（4戦0勝）。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。