カレンマタドール（2011年生、母ラシャルマンテ）

カレンマタドール（2011年1月30日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋一級闘牛士（西）」。毛色は鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時13歳）と交配したラシャルマンテが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2016年のニセコ特別(500万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、鈴木隆司によって3,675万円で落札された。

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

6月2日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

9月7日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のスザクをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2014年）

1月18日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはこべら賞（中京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のクーゲルを半馬身振り切って久方ぶりの実戦をモノにした。

3月16日、中7週で迎えた4戦目は、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。最後は勢いを失って13着に敗れた。

7月13日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の有松特別（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

9月21日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく最後はエタンダールと並んで12着同着となった。

10月12日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた7戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

4歳（2015年）

2月21日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた8戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の和布刈特別（小倉ダート1700m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

8月2日、約4か月半の休み明けで迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた11戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 雨/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

8月30日、中1週で迎えた12戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、ディーエスコマンドに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月6日、連闘で迎えた13戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、逃げるタマモネイヴィーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5歳（2016年）

6月18日、約9か月半の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したサクラエンパイアを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月21日、中6週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上はJ.モレイラ騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたハギノスノーボール決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月28日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上500万下のニセコ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でJ.モレイラ騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るワールドレジェンドを上がり1位タイの末脚でハナ差だけ差し切って断トツの支持に応えた。

9月18日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

11月13日、中7週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の姫路特別（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は北村友一騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

6歳（2017年）

7月30日、約8か月の休み明けで迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の響灘特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

8月26日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の瀬波温泉特別（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月26日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた23戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず最後はアヴェーヌモンと並んで7着同着となった。

12月28日、中4週で迎えた24戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の春待月賞（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

7歳（2018年）

3月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

5月20日、中7週で迎えた26戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

6月24日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の津軽海峡特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた28戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の渡島特別（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の道新スポーツ賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三津谷隼人騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

9月17日、中6週で迎えた30戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月20日、中4週で迎えた31戦目は、武騎手ありがとう特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林謙佑騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミラノボヴィッチを次元の違う末脚で半馬身差し切って断トツの支持に応えた。

11月3日、中1週で迎えた32戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で林謙佑騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のコパノエクスプレスに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月11日、連闘で迎えた33戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、ポインセチア特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマサタケゴールドに6馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

11月25日、中1週で迎えた34戦目は、リンドウ特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は林謙佑騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るグレートヒットを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月8日、中1週で迎えた35戦目は、土佐巻き特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で林謙佑騎手（4戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエスケイアタックに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

12月30日、中2週で迎えた36戦目は、小晦日特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で林謙佑騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミュッセンに1馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

8歳（2019年）

1月9日、中0週で迎えた37戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で林謙佑騎手（6戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトウカイパイロに7馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

1月30日、中2週で迎えた38戦目は、花の里公園特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で林謙佑騎手（7戦6勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサクラエールを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って貫禄の8連勝を決めた。

2月11日、中1週で迎えた39戦目は、一般B3（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で林謙佑騎手（8戦7勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた40戦目は、土佐文旦特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で林謙佑騎手（9戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったホストに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月30日、約4か月の休養明けで迎えた41戦目は、竹垣和亮OG3（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で林謙佑騎手（10戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。