サクラエンパイア（2013年生、母シロガネーゼカフェ）

サクラエンパイア（2013年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋帝国」。毛色は鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時13歳）と交配したシロガネーゼカフェが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は谷岡牧場。主な勝ち鞍は2018年の横手特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2016年）

1月31日、デビュー戦はF.ヴェロン騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はゴールデンブレイヴと並んで1着同着となった。

3月21日、中6週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、勝ったミッテルレギに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

7月3日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のカレンマタドールを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

7月23日、中2週で迎えた4戦目は、K.ティータン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の駒場特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

8月27日、中4週で迎えた5戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のポプラ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスリーアローに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

12月17日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の仲冬ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

4歳（2017年）

1月5日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上1600万下の招福ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

2月11日、中4週で迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の銀蹄ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい12着に敗れた。

9月18日、約7か月半の休養明けで迎えた9戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の白井特別（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5歳（2018年）

3月17日、約5か月半の休み明けで迎えた11戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の伊勢特別（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

4月22日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

5月26日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、4着に入った。

7月22日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の横手特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと末脚を伸ばして、最後は2着のディアコンチェルトに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

9月30日、中9週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の内房ステークス（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上はJ.モレイラ騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

10月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の秋嶺ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でJ.モレイラ騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

12月1日、中5週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の北総ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でJ.モレイラ騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ゴールデンブレイヴに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

6歳（2019年）

1月5日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の招福ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（5戦1勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

7月20日、約6か月半の休み明けで迎えた19戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの安達太良ステークス（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

9月22日、中8週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの内房ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（6戦1勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

7歳（2020年）

5月20日、約8か月の休み明けで迎えた21戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、テツノカチドキ賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

6月24日、中4週で迎えた22戦目は、楽天競馬でポイントガッチリ賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のブルーウィザードをクビ差振り切って久々に勝ち星を挙げた。

7月29日、中4週で迎えた23戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた24戦目は、外濠賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

11月24日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、あえのこと特別（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた26戦目は、楽天競馬でラクラク投票特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のエムザックヒーローに1馬身半の差をつけて6勝目を奪取した。

12月25日、中1週で迎えた27戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、クリスマスも楽天競馬でポイントゲット特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

8歳（2021年）

3月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、2021金沢競馬開幕特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は米倉知騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメジャーシップに約13馬身の大差をつけて順当に勝利した。

4月11日、中3週で迎えた29戦目は、地方重賞のJBCイヤー記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って8着に敗れた。

4月18日、連闘で迎えた30戦目は、れんげ草特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（4戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったネオアマゾネスに詰め切れず、約12馬身差の2着に敗北した。

5月2日、中1週で迎えた31戦目は、白米千枚田特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のメジャーシップに5馬身の差をつけて8勝目を手に入れた。

5月30日、中3週で迎えた32戦目は、別所岳特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のフォリオールに2馬身の差をつけて9勝目を手中に収めた。

6月13日、中1週で迎えた33戦目は、金沢鼓門賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のデビルスダンサーをハナ差振り切って1番人気に応えた。

7月13日、中3週で迎えた34戦目は、地方重賞の金沢スプリントカップ（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（7戦4勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた35戦目は、医王山特別（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（8戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

9月29日、中8週で迎えた36戦目は、兼子千央騎手を鞍上に迎えて、鶴仙渓特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月3日、中4週で迎えた37戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、「いしかわ百万石文化祭2023記念」賞（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた38戦目は、機具岩特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は兼子千央騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。