サクラシングン（1986年生、母ダイナラベンダー）

サクラシングン（1986年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のリアルシヤダイ（当時7歳）と交配したダイナラベンダーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地7戦1勝2着1回、地方15戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1989年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

境征勝厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

10月1日、デビュー戦は関口睦介騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で関口睦介騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったミヤギフローカンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月28日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で関口睦介騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアームマナードに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4歳（1990年）

7月22日、約9か月の休養明けで迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下の笹山特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の村上特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

9月16日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

5歳（1991年）

6月13日、約9か月の休養明けで迎えた8戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般B1 B2（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったウルトラから4馬身差の2着に敗北した。

7月3日、中2週で迎えた9戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、一般B1 B2（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた10戦目は、一般B1（高崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月10日、中7週で迎えた11戦目は、斉藤誠騎手を鞍上に迎えて、一般B1 B2（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月29日、中6週で迎えた12戦目は、久保田政弘騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた13戦目は、一般B2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は丸山侯彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月20日、中4週で迎えた14戦目は、一般B1 B2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に終わった。

6歳（1992年）

1月4日、中1週で迎えた15戦目は、藤村龍也騎手を鞍上に迎えて、やまどり特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた16戦目は、一般B2 B3（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンエイフアールから1馬身差の2着となった。

1月29日、中0週で迎えた17戦目は、一般B2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月4日、中4週で迎えた18戦目は、市村勲騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のマサノタイガーに5馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

3月12日、連闘で迎えた19戦目は、一般B2（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で市村勲騎手（1戦1勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた20戦目は、一般B1 B2（高崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で市村勲騎手（2戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた21戦目は、一般B2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で市村勲騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた22戦目は、一般B1 B2（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で市村勲騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。競走中止となった。