マルロス（2000年生、母マリスターⅡ）

マルロス（2000年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「黄金の花（小説『指輪物語』より）」。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時14歳）と交配したマリスターⅡが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地17戦2勝、地方21戦0勝2着1回。2002年の新潟2歳ステークス(G3)で3着に入った他、2002年のダリア賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額8,000万円（200万×40口）で一口馬主が募集された。

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

6月16日、デビュー戦は安部幸夫騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月23日、連闘で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のフウレイカを半馬身振り切って初白星を挙げた。

8月10日、中6週で迎えた3戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るタガノラフレシアを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて2勝目を収める

9月1日、中2週で迎えた4戦目は、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（2003年）

7月6日、約10か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。

8月3日、中3週で迎えた6戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のサマーステークス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた7戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の朱鷺ステークス（新潟芝1800m 外回り雨/良）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

11月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

4歳（2004年）

1月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（3戦1勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた10戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

3月27日、中4週で迎えた11戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

4月18日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の卯月ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

8月29日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のキーンランドカップ（札幌芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の藻岩山特別（札幌芝1500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた15戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

5歳（2005年）

1月15日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り雨/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は川島信二騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

3月14日、中5週で迎えた18戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のマーチ特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4月12日、中3週で迎えた19戦目は、マルチスピリット特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた20戦目は、ファンシーステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

6月1日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデ戦のあおぞら特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

6月10日、連闘で迎えた22戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、アンタレス賞（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の九十九里特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

8月9日、中6週で迎えた24戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、両神山特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったブラウンミッシェルに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月23日、中1週で迎えた25戦目は、ファビィサドル特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

9月25日、中4週で迎えた26戦目は、地方重賞のOROカップ（盛岡芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（6戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

10月28日、中4週で迎えた27戦目は、鋸山特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

11月24日、中3週で迎えた28戦目は、フェイスフルハルター特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた29戦目は、フェイスフルホイップ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

6歳（2006年）

1月4日、中2週で迎えた30戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、松竹梅特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

1月10日、連闘で迎えた31戦目は、白富士盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に終わった。

2月9日、中3週で迎えた32戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般B2 B3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

2月13日、連闘で迎えた33戦目は、爽駿特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

3月17日、中4週で迎えた34戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、ブラッドストーン特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた35戦目は、ハンデ戦の爽春特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた36戦目は、山口達弥騎手を鞍上に迎えて、武甲山特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

5月4日、連闘で迎えた37戦目は、ハンデ戦の立夏特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口達弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

7月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた38戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のアレキサンドライト特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。