カミノオルセー（1993年生、母ミスマルシゲ）

カミノオルセー（1993年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジヤツジアンジエルーチ（当時10歳）と交配したミスマルシゲが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地20戦1勝、中央障害4戦1勝、地方9戦1勝。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

清水出美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

9月16日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 雨/重）に出走。馬体重は420kg。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた6戦目は、J.コレット騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

3歳（1996年）

1月6日、中2週で迎えた8戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のユウキツバサオーをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

2月3日、中1週で迎えた10戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の飛梅賞（京都ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

2月10日、連闘で迎えた11戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた12戦目は、4歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた13戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた14戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（2戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた15戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた16戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のこけもも賞（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた17戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた18戦目は、4歳500万下のロイヤル・ホンコン・ジョッキークラブ・トロフィー（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた19戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神芝2200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた20戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村卓士騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村卓士騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

8月25日、中3週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村卓士騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のスーパードンに半馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

9月14日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（秋）（阪神障害芝3150m 晴/良）に55kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で北村卓士騎手（4戦1勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月12日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

4歳（1997年）

4月5日、約6か月の休養明けで馬体重を前走からさらに15kg増やして迎えた25戦目は、平沢則雄騎手を鞍上に迎えて、一般B2（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた26戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般B2（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた27戦目は、牡丹特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は平沢則雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた28戦目は、あじさい特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平沢則雄騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマノラークをクビ差制して優勝

9月6日、約4か月の休み明けで迎えた29戦目は、松本大寿郎騎手を鞍上に迎えて、萩特別（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた30戦目は、しらさぎ特別（足利ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は平沢則雄騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた31戦目は、柴嵜勝騎手を鞍上に迎えて、キンレンカ特別（足利ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた32戦目は、釜川特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴嵜勝騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月17日、中3週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた33戦目は、晩秋特別（宇都宮ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴嵜勝騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。