トーセンダイチ（2000年生、母トウカイピンク）

トーセンダイチ（2000年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋大地」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のグランドオペラ（当時16歳）と交配したトウカイピンクが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は高橋忍。戦績は、中央平地18戦1勝、中央障害1戦0勝、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高橋忍から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、島川隆哉によって546万円で落札された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

8月10日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月31日、中2週で迎えた2戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月19日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

3歳（2003年）

5月3日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

6月14日、中2週で迎えた8戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヨシトマホークに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月2日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた10戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

4歳（2004年）

4月25日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は加藤士津八騎手（1戦1勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

5月22日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月1日、中5週で迎えた13戦目は、ルビースター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

8月10日、中5週で迎えた14戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、オーガストスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

11月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

12月5日、中3週で迎えた16戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

5歳（2005年）

1月10日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

3月5日、中7週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

4月2日、中3週で迎えた19戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

5月22日、中6週で迎えた20戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた21戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。