ファイナルフォース（1996年生、母グレースウーマン）

ファイナルフォース（1996年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダミスター（当時14歳）と交配したグレースウーマンが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は鮫川啓一。戦績は、中央平地21戦1勝、中央障害5戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年の4歳新馬。

経歴

デビュー前

浜田光正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

1月10日、デビュー戦は石山繁騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドラゴンマンボに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月6日、中3週で迎えた2戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石山繁騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で石山繁騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着を確保した。

3月28日、中3週で迎えた4戦目は、4歳500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石山繁騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下のアザレア賞（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石山繁騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で石山繁騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5月23日、中3週で迎えた7戦目は、4歳500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石山繁騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石山繁騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月3日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で石山繁騎手（8戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

8月14日、中5週で迎えた10戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の定山渓特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

8月21日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた12戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

4歳（2000年）

3月26日、約6か月半の休養明けで迎えた13戦目は、5歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は石山繁騎手（9戦1勝）。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

4月23日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石山繁騎手（10戦1勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

6月4日、中5週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石山繁騎手（11戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石山繁騎手（12戦1勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石山繁騎手（13戦1勝）。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

9月17日、中8週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石山繁騎手（14戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で石山繁騎手（15戦1勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で石山繁騎手（16戦1勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

5歳（2001年）

3月11日、約5か月の休み明けで迎えた21戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。12頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。最後は、勝ったコウエイテンカイチから5馬身差の2着となった。

3月31日、中2週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で出津孝一騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月23日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた24戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石山繁騎手（17戦1勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

6歳（2002年）

1月19日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は出津孝一騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。10着に敗れた。