ビービーダンク（2010年生、母マイネクロスロード）

ビービーダンク（2010年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋感謝（独）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のザール（当時15歳）と交配したマイネクロスロードが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道上川郡清水町、生産者は小野瀨竜馬。戦績は、中央平地5戦0勝、地方25戦8勝2着5回。主な勝ち鞍は2015年の生駒樹・三枝子杯次彦・明香婚約記念(一般C2四五)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小野瀬晃司から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、坂東牧場によって157.5万円で落札された。

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

3月2日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は530kg。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた2戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は勢いを失って15着に敗れた。

5月25日、中9週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず13着に終わった。

7月21日、中7週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

8月17日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中井裕二騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

9月11日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-6（門別ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマリアンヌに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月2日、中2週で迎えた7戦目は、くっちゃんじゃが賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のラスカルカレンに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2014年）

7月31日、約10か月の休養明けで迎えた8戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

8月13日、中1週で迎えた9戦目は、フォルツァ☆SAPPORO賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカンタベリーマーチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

9月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、浦河町オロマップ展望台賞（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったフジノピューマに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月18日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は阪野学騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

11月7日、中6週で迎えた12戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテイエムダイトッパに約12馬身の大差をつけて断トツの支持に応えた。

11月21日、中1週で迎えた13戦目は、ひなぎく特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったサカジロハンサムに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月5日、中1週で迎えた14戦目は、健蔵ノ古里（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマッシヴビクトリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月17日、中1週で迎えた15戦目は、一般C8（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナムラハッピーに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5歳（2015年）

1月28日、中5週で迎えた16戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、神奈川県馬主協会賞（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフリートイーグルに4馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

3月2日、中4週で迎えた17戦目は、オイスターマーケット牡蠣市場川崎杯（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

3月25日、中2週で迎えた18戦目は、幸手桜のトンネル賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

7月22日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、スカパー!南関東地方競馬チャンネル賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったシゲルナガトに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

8月17日、中3週で迎えた20戦目は、祝宮田守還暦記念（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた21戦目は、豊年特別（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は町田直希騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

10月19日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、生駒樹・三枝子杯次彦・明香婚約記念（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のラストロマンスに4馬身の差をつけて優勝

11月18日、中3週で迎えた23戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、神楽月特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったバウトナカヤマに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月14日、中3週で迎えた24戦目は、一般C1五（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は町田直希騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

6歳（2016年）

1月3日、中2週で迎えた25戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したメイショウサンキチに半馬身届かず2着に敗北した。

1月26日、中2週で迎えた26戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、マイスターチャレンジ（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた27戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、寒い冬こそ乗馬でホットに!クレイン千葉杯（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

2月29日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

3月28日、中3週で迎えた29戦目は、須賀さん事務長復帰記念（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

5月9日、中5週で迎えた30戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四五（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。