エルジャンクション（2006年生、母ライヴ）

エルジャンクション（2006年3月22日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「大きな合流地点。偉大なる父と母の血統クロスを意味」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時7歳）と交配したライヴが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地10戦1勝、中央障害16戦2勝2着3回。2011年の京都ジャンプステークス(JG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

8月23日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は486kg。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリスザドールに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月9日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（東京芝1800m 小雨/良）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

3歳（2009年）

2月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

5月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下のぶっぽうそう特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

6月7日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後はバテてしまい6着に終わった。

10月3日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

4歳（2010年）

2月13日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた10戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。12着に終わった。

5月16日、中8週で迎えた11戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で仲田雅興騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた12戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 小雨）に出走。鞍上は3戦連続で仲田雅興騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月11日、中3週で迎えた13戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 小雨）に出走。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月31日、中2週で迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のマストビートゥルーをクビ差制して久しぶりに美酒を浴びた。

9月5日、中4週で迎えた15戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウカイポリシーから4馬身差の2着となった。

12月11日、中1週で迎えた17戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3900m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（2011年）

1月30日、中6週で迎えた18戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で林満明騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた19戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3760m 曇）に出走。鞍上は7戦連続で林満明騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月30日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2000m 外回り雨/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

7月2日、中8週で迎えた21戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4260m 外回り曇/良）に63.5kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は林満明騎手（7戦1勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月13日、中5週で迎えた22戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（8戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったリアルヴィクトリーからクビ差の2着となった。

8月28日、中1週で迎えた23戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（9戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月8日、中5週で迎えた24戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（10戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のタマモユニヴァースに3/4馬身の差をつけて3勝目をマークした。

11月12日、中4週で迎えた25戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（11戦2勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムハリアーから3/4馬身差の2着となった。

6歳（2012年）

1月14日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で林満明騎手（12戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。14着に敗れた。