タカラバリウス（1993年生、母グリーンソング）

タカラバリウス（1993年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時7歳）と交配したグリーンソングが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）ローレルファーム。戦績は、中央平地14戦1勝、地方33戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

5月12日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟ダート1700m 曇/不良）に出走。馬体重は530kg。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

6月16日、中4週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

7月21日、中2週で迎えた4戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた5戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

8月25日、連闘で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り6着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた8戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のエリモハンサムをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

9月22日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

4歳（1997年）

9月6日、約11か月半の休み明けで迎えた10戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

9月20日、中1週で迎えた11戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた12戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた13戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた14戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ノベンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったブレイブハヤブサからハナ差の2着となった。

12月18日、中2週で迎えた15戦目は、フェイスフルレイン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。3着に入った。

5歳（1998年）

2月10日、中7週で迎えた16戦目は、’98フレンドリースパー特別（1）（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に敗れた。

3月8日、中3週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた17戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

9月27日、約7か月の休養明けで馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた18戦目は、菅原幸弘騎手を鞍上に迎えて、一般C1（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた19戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったテツノダイヤからクビ差の2着となった。

10月24日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は菅原幸弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったオケアノスから1馬身差の2着となった。

11月21日、中1週で迎えた22戦目は、伊藤康浩騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた24戦目は、FM岩手杯（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

6歳（1999年）

1月2日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は伊藤康浩騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月15日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤康浩騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のハッピーリズムをクビ差制して久方ぶりに勝ち星を挙げた。

4月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた27戦目は、一般B（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた28戦目は、一般B（水沢ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた29戦目は、一般B（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤康浩騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月23日、中1週で迎えた30戦目は、一般A B（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤康浩騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた31戦目は、一般B（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月5日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた32戦目は、フレンドリーカップ（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（7戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月2日、中3週で迎えた33戦目は、一般B（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（8戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた34戦目は、一般B（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤康浩騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた35戦目は、一般B（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は村上忍騎手（9戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた36戦目は、一般B（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（10戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた37戦目は、一般B（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤康浩騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた38戦目は、一般B（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（11戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月6日、中1週で迎えた39戦目は、一般B（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（12戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた40戦目は、一般B（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤康浩騎手（7戦1勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた41戦目は、一般B（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤康浩騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月31日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた42戦目は、一般B（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤康浩騎手（9戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

7歳（2000年）

4月8日、約3か月半の休み明けで迎えた43戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤康浩騎手（10戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた44戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤康浩騎手（11戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた45戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（13戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったシューワスポットから5馬身差の2着となった。

6月25日、中4週で迎えた46戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（14戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた47戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は伊藤康浩騎手（12戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。