トーアムテキ（1996年生、母ビユーテーロウラン）

トーアムテキ（1996年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヤエノムテキ（当時11歳）と交配したビユーテーロウランが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は鮫川啓一。戦績は、中央平地19戦0勝2着1回、地方7戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1999年の名古屋チャレンジカップオレンジ賞。

経歴

デビュー前

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

11月15日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

11月28日、中1週で迎えた2戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

12月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

12月20日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

3歳（1999年）

2月14日、中7週で迎えた5戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

7月17日、約5か月の休養明けで迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小島貞博騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、セイカドミノにクビ差交わされて2着となった。

8月1日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

8月22日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月26日、中4週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島貞博騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた10戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップキウイ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンクールウイナーから4馬身差の2着となった。

10月26日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップオレンジ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のスズカデュエットに3/4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月17日、中2週で迎えた12戦目は、名古屋チャレンジカップミネルヴア賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。3着に入った。

11月30日、中1週で迎えた13戦目は、名古屋チャレンジカップジュノ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月21日、中2週で迎えた14戦目は、名古屋チャレンジカップディアナ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったワイヤーカットから2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2000年）

1月6日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

1月18日、中1週で迎えた16戦目は、名古屋チャレンジカップバッカス賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月18日、約10か月の休養明けで迎えた17戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

12月12日、中0週で迎えた19戦目は、名古屋チャレンジカップミネルヴア賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（2001年）

6月23日、約6か月半の休養明けで迎えた20戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた21戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた22戦目は、C.マンス騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月1日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

9月15日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月29日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が鈍り15着に終わった。