コウエイスズラン（2013年生、母バリュアットリスク）

コウエイスズラン（2013年3月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋花の名前」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時14歳）と交配したバリュアットリスクが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は桜井牧場。主な勝ち鞍は2017年の一般C18。

経歴

デビュー前

1歳のとき、桜井牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、西岡静男によって442.8万円で落札された。

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

2月20日、デビュー戦は川原正一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。

3月19日、中3週で迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

3月27日、連闘で迎えた3戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず14着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた4戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

6月26日、中8週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

7月31日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、3歳B7（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

8月14日、中1週で迎えた7戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳B9（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、勝ったオレカーニバルにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

8月21日、連闘で迎えた8戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキャニオンドライヴに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月30日、連闘で迎えた9戦目は、3歳B4（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた10戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したトドロキボサツにクビ差届かず2着となった。

10月6日、中1週で迎えた11戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で村上弘樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のあと3日東海菊花賞（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で村上弘樹騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた15戦目は、あと2日LVR名古屋ラウンド（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で村上弘樹騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月14日、中1週で迎えた16戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、モモーイレベルUP記念（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

12月19日、連闘で迎えた17戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、コパハマッテルゼにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2017年）

1月2日、中1週で迎えた18戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村上弘樹騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた19戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（6戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた20戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村上弘樹騎手（7戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた21戦目は、葵さん200勝達成おめでとう!（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村上弘樹騎手（8戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた22戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上弘樹騎手（9戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた23戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村上弘樹騎手（10戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた24戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で村上弘樹騎手（11戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた25戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で村上弘樹騎手（12戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

4月18日、連闘で迎えた26戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で村上弘樹騎手（13戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた27戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で村上弘樹騎手（14戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のプルシアロワイヤルをアタマ差振り切って圧倒的人気に応えた。

5月17日、中1週で迎えた28戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で村上弘樹騎手（15戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

5月24日、連闘で迎えた29戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で村上弘樹騎手（16戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた30戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で村上弘樹騎手（17戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったマイサクラに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月21日、中1週で迎えた31戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で村上弘樹騎手（18戦1勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

7月25日、中4週で迎えた32戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。