コスモノーズアート（2008年生、母ソルティーレディー）

コスモノーズアート（2008年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋航空機（主に軍用機）の機首部分に書かれた様々な絵画」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のノーリーズン（当時9歳）と交配したソルティーレディーが22歳のときに産んだ16番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は福岡駿弥。戦績は、中央平地3戦0勝、地方11戦5勝2着2回。2011年のDW2011九州ダービー栄城賞(KJ1)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、福岡哲夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモヴューファームによって157.5万円で落札された。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

8月15日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

10月16日、中5週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

12月5日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のティンバーレイクに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月18日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったヒシダイアナに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3歳（2011年）

1月4日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

1月22日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のリアルエンペラーを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

2月5日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉富隆一郎騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のダイメイパックマンを半馬身振り切って3勝目を手にした。

2月20日、中1週で迎えた9戦目は、3歳KJ3の飛燕賞（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で倉富隆一郎騎手（5戦3勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた10戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の大観峰特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したスペシャルドリームを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月10日、中3週で迎えた11戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の肥前特選（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシーオブスプリットに5馬身の差をつけて制した。

4月23日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の有田焼特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（6戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた13戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の鯱の門特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた14戦目は、3歳KJ1のDW2011九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は長田進仁騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリネンハイブリットを次元の違う末脚で半馬身差し切って優勝