サウスアミューズ（2005年生、母ヤマノピクシー）

サウスアミューズ（2005年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋楽しませる」。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャン（当時17歳）と交配したヤマノピクシーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田和男。戦績は、中央平地17戦0勝、地方15戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年のひなの里鴻巣賞(一般C2 牝ハンデ)。

経歴

デビュー前

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

10月20日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/重）に出走。馬体重は442kg。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた3戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい6着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

3歳（2008年）

3月16日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

5月24日、中9週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露し、3着に入り込んだ。

6月14日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林淳一騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では閃光のような末脚を繰り出し、3着に入った。

7月5日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林淳一騎手（5戦0勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

8月10日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で小林淳一騎手（6戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で小林淳一騎手（7戦0勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

4歳（2009年）

1月2日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた11戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヤクモニシキを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

1月12日、中0週で迎えた12戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦のひなの里鴻巣賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のテイエムメガミに4馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

2月22日、中5週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は小林淳一騎手（8戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた14戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

6月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（9戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた16戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

7月5日、連闘で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着を確保した。

10月15日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、マルチウイン特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は小林淳一騎手（10戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

5歳（2010年）

3月28日、約5か月の休み明けで迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

5月4日、中4週で迎えた21戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、兼六園カキツバタ特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた22戦目は、白山スーパー林道特別（金沢ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で服部大地騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

6月1日、連闘で迎えた23戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、ロベリア賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた24戦目は、梅鉢紋特別（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた25戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、金沢の風物詩氷室開き特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったプログレスエバーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月20日、中2週で迎えた26戦目は、能登飯田燈籠山祭り特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は服部大地騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったプログレスエバーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

8月3日、中1週で迎えた27戦目は、夏の夜の恋路物語特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したラインブレイクにハナ差届かず2着となった。

8月17日、中1週で迎えた28戦目は、夏の兼六園特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた29戦目は、羽咋トキの里特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた30戦目は、七尾市お熊甲祭り特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた31戦目は、能登野菜育成七尾鹿島特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

10月24日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた32戦目は、主計町茶屋街特別（金沢ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田晃浩騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。