トーセンルチアーノ（2018年生、母エルフィンパーク）

トーセンルチアーノ（2018年4月9日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のパイロ（当時13歳）と交配したエルフィンパークが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は大狩部牧場。主な勝ち鞍は2022年のラナンキュラス賞(一般C1三)。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

7月26日、デビュー戦は横山和生騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

10月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3歳（2021年）

7月17日、約9か月半の休み明けで迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

8月22日、中4週で迎えた4戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のイーハトーブマイル（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

9月5日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳地方重賞の不来方賞（盛岡ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露したが、4着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた6戦目は、3歳M1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

4歳（2022年）

3月29日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた7戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた8戦目は、一般C1三（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた9戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（水沢ダート1400m 小雨/良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったディーエスプルーフに詰め切れず、約10馬身差の2着となった。

5月9日、中1週で迎えた10戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、ラナンキュラス賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のモンサンルリアンに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月30日、中2週で迎えた11戦目は、ラビットイヤー賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったディーエスプルーフに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月14日、中1週で迎えた12戦目は、一般B2二（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のユリアンナに1馬身の差をつけて優勝

6月27日、中1週で迎えた13戦目は、夢・希望未来へ前進（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦2勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた14戦目は、マラカイト賞（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマクローに9馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月26日、中1週で迎えた15戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般B2一（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた16戦目は、ブラッドストーン賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（5戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のモンサンルリアンに2馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

9月12日、中4週で迎えた17戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、白露特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた18戦目は、秋分特別（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は高松亮騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

10月24日、中3週で迎えた19戦目は、菊花特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のディーエスプルーフをアタマ差振り切って5勝目を奪取した。

11月7日、中1週で迎えた20戦目は、霜月特別（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

12月13日、中4週で迎えた21戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、大磯らしい潤いづくり記念（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

5歳（2023年）

1月3日、中2週で迎えた22戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、宝船賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた23戦目は、古岡勇樹騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた24戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、川崎記念3連覇ホッコータルマエメモリアル（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

3月14日、中5週で迎えた25戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、馬い!淡路の新玉ねぎ食べてや（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

3月21日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2四（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた27戦目は、馬い!熊本菊池のごぼう記念（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月1日、中2週で迎えた28戦目は、馬い!甘い!淡路玉ねぎ発売記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島正太郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた29戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、レッドカーペット賞（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

6月21日、中4週で迎えた30戦目は、ラベンダー（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るベアビリーブを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて6勝目を手中に収めた。

7月21日、中3週で迎えた31戦目は、スプラッシュシェイカー（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハイエストコードに1馬身半の差をつけて制した。

8月7日、中1週で迎えた32戦目は、クルクマ賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（6戦2勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。