クリノケンパイ（2012年生、母エアステビア）

クリノケンパイ（2012年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋懸牌（麻雀用語）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のデュランダル（当時13歳）と交配したエアステビアが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方22戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の3歳C2三。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上水牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、上水牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、栗本博晴によって723.6万円で落札された。

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

7月27日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は450kg。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた2戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では脚が上がってしまい17着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

9月28日、中4週で迎えた4戦目は、D.ペロヴィッチ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

3歳（2015年）

3月25日、約6か月の休養明けで迎えた5戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の広峰山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

4月27日、中4週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に終わった。

5月5日、連闘で馬体重を前走から16kg絞って迎えた7戦目は、3歳C2三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地康朗騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、伸びてきたリンクスルヴァン決め手に屈してクビ差の2着となった。

5月25日、中2週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた8戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のプラムチャンに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月6日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の秋田場外開設記念なまはげ賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月15日、連闘で迎えた10戦目は、3歳C1一（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた11戦目は、3歳C1三（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた12戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のダリア賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず3着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた13戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の藤沢野焼祭賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

9月20日、中3週で迎えた15戦目は、南部杯カウントダウン22（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は関本淳騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

9月27日、連闘で迎えた16戦目は、鈴木麻優騎手を鞍上に迎えて、南部杯カウントダウン15（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したカニングウーマンに3/4馬身届かず2着となった。

10月3日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木麻優騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

10月11日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木麻優騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

10月18日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木麻優騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

10月25日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木麻優騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

11月1日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木麻優騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

11月7日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2五（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木麻優騎手（6戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

11月15日、連闘で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で鈴木麻優騎手（7戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

11月21日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた24戦目は、一般C2五（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で鈴木麻優騎手（8戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

11月29日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で鈴木麻優騎手（9戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

12月5日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で鈴木麻優騎手（10戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。