ビーコンヒル（2004年生、母アイノエイション）

ビーコンヒル（2004年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ボストンの高級住宅街」。毛色は栗毛。種牡馬のニューイングランド（当時7歳）と交配したアイノエイションが16歳のときに産んだ17番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は山田昇史。戦績は、中央平地1戦0勝、地方16戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の2歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山田昇史から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ソリッドホーストレーディングによって262.5万円で落札された。

岡林光浩厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2006年）

10月27日、デビュー戦は張田京騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は496kg。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスミノパールを半馬身振り切って初白星を挙げた。

11月15日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

3歳（2007年）

2月14日、中9週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた4戦目は、3歳（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

3月5日、中2週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた5戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず3着に敗れた。

4月2日、中3週で迎えた6戦目は、3歳（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（6戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るパラダイスダイオーを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目をマークした。

6月15日、中6週で迎えた8戦目は、3歳戦の透百合特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手（7戦2勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

4歳（2008年）

4月2日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から33kg増やして迎えた9戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C2二アイ（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2四五（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

5月26日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2二三（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

6月22日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山田信大騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

7月18日、中3週で迎えた15戦目は、一般C2二ア（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田信大騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったモエレマッドネスを半馬身捉え切れず2着となった。

8月11日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山田信大騎手（7戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で山田信大騎手（8戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。