ヘイハチスカイ（2009年生、母オンワードスワン）

ヘイハチスカイ（2009年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋空」。毛色は鹿毛。種牡馬のファスリエフ（当時12歳）と交配したオンワードスワンが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）オンワード牧場。戦績は、中央平地23戦1勝、地方8戦3勝。主な勝ち鞍は2012年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

3月10日、デビュー戦は鈴来直人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、4着に入った。

3月31日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のトリッキーダンスに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

4月28日、中3週で迎えた3戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴来直人騎手（2戦1勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、5着を確保した。

6月17日、中6週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で鈴来直人騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

8月5日、中6週で迎えた5戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。5着を確保した。

9月2日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（4戦1勝）。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

10月21日、中6週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（5戦1勝）。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

11月20日、中3週で迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、マルチウイン特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るディアボンボンを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

4歳（2013年）

1月12日、中7週で迎えた9戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の初春賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

3月17日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた12戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の袖ケ浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

5月25日、中5週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の御池特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

9月7日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

11月16日、中6週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

5歳（2014年）

1月6日、中6週で迎えた17戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

3月9日、中8週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

4月26日、中3週で迎えた20戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

6月8日、中5週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

7月6日、中3週で迎えた22戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の立待岬特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

8月3日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

9月10日、中4週で迎えた24戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、アンタレス特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

10月18日、中4週で迎えた25戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の天童特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず14着に終わった。

11月28日、中5週で迎えた26戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、中野区特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシンクスマイルをクビ差振り切って久々に白星を挙げた。

12月25日、中3週で迎えた27戦目は、ウインターテール賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

6歳（2015年）

1月20日、中3週で迎えた28戦目は、望春特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマリーアルーアを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

2月23日、中4週で迎えた29戦目は、白梅賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦2勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた30戦目は、爽春賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦2勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた31戦目は、ダイヤモンド賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（5戦2勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。