シンクスマイル（2010年生、母ミュージカルパレス）

シンクスマイル（2010年2月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「思う＋笑顔。全ての人に笑顔を届けられることを願って」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時9歳）と交配したミュージカルパレスが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方19戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2015年のりょうけん座特別(一般C1三)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、青山洋一によって1,365万円で落札された。

笹田和秀厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

12月23日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は468kg。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（2013年）

3月31日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

7月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

9月1日、中6週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた5戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

9月22日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

11月4日、中5週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた7戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、新宿区特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るレーリュッケンを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

11月25日、中2週で迎えた8戦目は、一般C1九（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

12月29日、中4週で迎えた9戦目は、一般C1九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるように急駛したが、勝ったヨシールストームにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2014年）

5月14日、約4か月半の休み明けで迎えた10戦目は、牡丹特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた11戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、万緑特別（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた12戦目は、薄暑特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドシュートに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月30日、中4週で迎えた13戦目は、一般C1五六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、平均的なペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

8月13日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1六七八（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1六七八（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた16戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

10月2日、中1週で迎えた17戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて10着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた18戦目は、花いっぱいのまち葛飾賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで崩れずに走り抜いたが、ポッドルージュに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

11月14日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で懸命に走り抜いたが、カントリーウォークに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月28日、中1週で迎えた20戦目は、中野区特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、伸びてきたヘイハチスカイ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月30日、中4週で迎えた21戦目は、瀬川将輝騎手を鞍上に迎えて、スノーフレーク特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

5歳（2015年）

1月21日、中2週で迎えた22戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のコスモカリヨンに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月26日、中4週で迎えた23戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、キャピタルステッキ賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた24戦目は、八丈富士賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた25戦目は、りょうけん座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では徐々に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のアイスカチャンをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。