レーリュッケン（2010年生、母プリティメーカー）

レーリュッケン（2010年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「アーモンドとチョコレートでコーティングされた焼き菓子」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時15歳）と交配したプリティメーカーが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は聖心台牧場（有）。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、地方17戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の姫神賞(一般B2)。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額1,000万円（10万×100口）で一口馬主が募集された。

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

11月17日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都ダート1400m 雨/重）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

12月15日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

3歳（2013年）

1月13日、中3週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず14着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた4戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、カシノワルツに交わされて1馬身半差の2着となった。

3月16日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた8戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

7月28日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で大外18番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ7着に敗れた。

9月1日、中4週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月22日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島良太騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

11月4日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、新宿区特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、シンクスマイルに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月25日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた13戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、おおいぬ座特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は一杯になって16着に敗れた。

12月30日、中4週で迎えた14戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、SEGAスターホース賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

4歳（2014年）

1月20日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって16着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2六七八（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き13着に終わった。

4月5日、中8週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた17戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、おおぐま座レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた18戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、JBCイヤーシャクナゲ特別（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた19戦目は、石桜杯（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた20戦目は、一戸町春の産業まつりレース（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた21戦目は、JBCイヤー薔薇満開レース（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月16日、中1週で迎えた22戦目は、ハクサンチドリレース（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ニホンピロララバイに交わされて2馬身差の2着となった。

6月30日、中1週で迎えた23戦目は、こめつつじレース（水沢ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で高橋悠里騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ニホンピロララバイに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

7月14日、中1週で迎えた24戦目は、ターフチャレンジ（盛岡芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で高橋悠里騎手（6戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサクラルモンドを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月26日、中1週で迎えた25戦目は、姫神賞（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で高橋悠里騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のエスカーダを3/4馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

8月14日、中2週で迎えた26戦目は、葉月賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で高橋悠里騎手（8戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

8月24日、中0週で迎えた27戦目は、絶景北山崎レース（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で高橋悠里騎手（9戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るファーストメジャーを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて優勝

9月6日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた28戦目は、セプテンバーカップ（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で高橋悠里騎手（10戦3勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。