ドーバーファルコン（2020年生、母リトルシャンブルズ）

ドーバーファルコン（2020年4月2日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「ドーバー海峡+ハヤブサ」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時19歳）と交配したリトルシャンブルズが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はフジワラフアーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳以上C4-3。

経歴

デビュー前

1歳のとき、フジワラファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、嶋田賢によって3,740万円で落札された。

牧田和弥厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

10月1日、デビュー戦は今村聖奈騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は464kg。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

3歳（2023年）

1月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

3月22日、中9週で迎えた4戦目は、3歳戦の嘉月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた5戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

2023年4月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月7日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったリトルアーサーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月21日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のマドンナリリーを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

10月5日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C32 C41（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のリトルアーサーをクビ差振り切って2勝目をマークした。

10月19日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C22 C31（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦2勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた10戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、ヒイラギ特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

12月2日、中3週で迎えた11戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、C3-14（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3 13（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

4歳（2024年）

1月11日、中3週で迎えた13戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた14戦目は、一般C3三四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福原杏騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた15戦目は、4歳C3（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で福原杏騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

3月28日、中4週で迎えた16戦目は、4歳C3（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で福原杏騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のケイアイマゴラに1馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

4月19日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2十二十三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で福原杏騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に敗れた。