ミキノバロンドール（2008年生、母ミキノファンシー）

ミキノバロンドール（2008年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋サッカーのヨーロッパ年間最優秀選手に贈られる賞」。毛色は栗毛。種牡馬のサッカーボーイ（当時23歳）と交配したミキノファンシーが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河育成牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方6戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の白南風(一般C9)。

経歴

デビュー前

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

1月23日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた2戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

5月8日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず11着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

6月11日、中2週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた7戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では出色の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月31日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（3戦0勝）。18頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら14番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

4歳（2012年）

5月14日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から47kg増やして迎えた11戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマサゴットにアタマ差届かず2着に甘んじた。

6月4日、中2週で迎えた12戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトモロビートに約12馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月20日、中1週で迎えた13戦目は、白南風（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るテーオーフラッグを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月18日、中3週で迎えた14戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阪野学騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月22日、中4週で迎えた15戦目は、渚選抜（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阪野学騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったガトーディマンシュに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月5日、中1週で迎えた16戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で阪野学騎手（5戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。