テーオーフラッグ（2008年生、母クインズフラッグ）

テーオーフラッグ（2008年2月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時7歳）と交配したクインズフラッグが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方19戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2012年のJAあいち海部あまじまんカップ(一般C7)。

経歴

デビュー前

笹田和秀厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

7月10日、デビュー戦は森一馬騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は452kg。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

10月2日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

4歳（2012年）

1月30日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から11kg戻して迎えた3戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般C30（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったウイントゥヘヴンを3/4馬身捉え切れず2着となった。

2月6日、連闘で迎えた4戦目は、一般C29（名古屋ダート800m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のオートマチックに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月7日、中3週で迎えた5戦目は、慎吾☆夏希結婚おめでとう記念（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた6戦目は、まねき馬倶楽部in名古屋競馬場（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた7戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったルアスに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月16日、連闘で迎えた8戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた9戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宇都英樹騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテーオーアポロンに4馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

5月16日、中1週で迎えた10戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、6/1鋼治&梓結婚記念杯（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた11戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

6月6日、連闘で迎えた12戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（8戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るプロフィールを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

6月20日、中1週で迎えた13戦目は、白南風（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（9戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ミキノバロンドールに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月4日、中1週で迎えた14戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（10戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマサゴットに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月18日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた15戦目は、一般C10（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（11戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったタケデンイエローに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月21日、中8週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた16戦目は、優心君半年才これからも健やかに（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（12戦3勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

10月1日、中0週で迎えた17戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で宇都英樹騎手（13戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月31日、中3週で迎えた18戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で宇都英樹騎手（14戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のメイショウハクサンを半馬身振り切ってファンの高評価に応えた。

11月16日、中1週で迎えた19戦目は、よもぎ菊特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で宇都英樹騎手（15戦4勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた20戦目は、JAあいち海部あまじまんカップ（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で宇都英樹騎手（16戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウヒショウを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

5歳（2013年）

1月7日、中4週で迎えた21戦目は、千両特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は竹下太騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。