ピサロナイト（2007年生、母スターコレクター）

ピサロナイト（2007年1月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「画家名＋騎士」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマリエンバード（当時10歳）と交配したスターコレクターが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は能登浩。戦績は、中央平地9戦1勝、中央障害5戦1勝。主な勝ち鞍は2009年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、エクセルマネジメントから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、市川義美によって325.5万円で落札された。

安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

10月18日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサクセスシェーバーに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月22日、中4週で迎えた2戦目は、A.スボリッチ騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のもちの木賞（京都ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた3戦目は、2歳500万下のエリカ賞（阪神芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は岩田康誠騎手（1戦1勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた4戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい17着に終わった。

3歳（2010年）

1月16日、中2週で迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

2月14日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

3月14日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた8戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

10月3日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

11月20日、中6週で迎えた10戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月25日、中4週で迎えた11戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。3着に入った。

4歳（2011年）

1月10日、中1週で迎えた12戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月23日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は中村将之騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のマジェスティバイオをクビ差制して久方ぶりに勝利を挙げた。

5月14日、中2週で迎えた14戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（2戦1勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。11着に終わった。