ラグリマスネグラス（2017年生、母フォレノワール）

Lagrimas Negras

2017.02.06

ラグリマスネグラス（2017年2月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「黒い涙(西)」。毛色は栗毛。種牡馬のカジノドライヴ（当時12歳）と交配したフォレノワールが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は飛野牧場。

経歴

デビュー前

1歳のとき、坂東牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、多田信尊によって378万円で落札された。

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

6月15日、デビュー戦はD.レーン騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。馬体重は540kg。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

7月27日、中5週で迎えた2戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月10日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

9月14日、中4週で迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるように急駛したが、キョウエイゴーに交わされて4馬身差の2着となった。

3歳（2020年）

4月26日、約7か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、最後はナックジーニアスと並んで3着同着となった。

5月10日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったストラテジーマップにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

8月29日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続でC.ルメール騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、最後はウラワザテクニックと並んで5着同着となった。

9月5日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続でC.ルメール騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

4歳（2021年）

5月16日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた9戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。