インユアパレス（2021年生、母クイーンズターフ）

In Your Palace

2021.05.01

インユアパレス（2021年5月1日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「あなたの宮殿にて」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のPalace Malice（当時11歳）と交配したクイーンズターフが10歳のときに産んだ仔が本馬である。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

須貝尚介厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

9月30日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、5着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた2戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月12日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

3歳（2024年）

2月11日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るローガンパスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月25日、中1週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

6月15日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線に入ると、前で粘るビバップを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

8月25日、中9週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた7戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの岩室温泉特別（新潟ダート1200m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したトーアアイギスにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月22日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプレイテシアに3馬身半の差をつけて順当に勝利した。

11月2日、中5週で迎えた9戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの貴船ステークス（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のカミーロに3馬身の差をつけて優勝