ハセアンビション（1986年生、母ハセシノブ）

ハセアンビション（1986年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のロードオブザダンス（当時14歳）と交配したハセシノブが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）畠山牧場。戦績は、中央平地11戦1勝2着3回。1988年の中京3歳ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

畠山重則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

10月30日、デビュー戦は小迫次男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は488kg。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったブロンズスターに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

11月20日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（福島芝1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小迫次男騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヤマブキに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月4日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小迫次男騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のウィナーズサークルをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

12月18日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンの中京3歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で小迫次男騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

3歳（1989年）

1月21日、中4週で迎えた5戦目は、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小迫次男騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

2月25日、中4週で迎えた6戦目は、4歳400万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は6戦連続で小迫次男騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

3月25日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた7戦目は、4歳400万下のフリージア賞（中京芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で小迫次男騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

6月4日、中9週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、4歳400万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小迫次男騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下のさくらんぼステークス（新潟芝2000m 外回り曇/重）に出走。5頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた10戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のアマリリス賞（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったカチウマホークに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月29日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下の瓢湖特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。