アサクサイイヤツ（2011年生、母プレサンティール）

Asakusa Iiyatsu

2011.05.03

アサクサイイヤツ（2011年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋いいやつ。本馬の性格より」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時8歳）と交配したプレサンティールが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方27戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2016年の一般C2十二十三。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

12月22日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

3歳（2014年）

1月26日、中4週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、5着を確保した。

7月13日、約5か月半の休養明けで迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

7月20日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

8月30日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に敗れた。

10月14日、中5週で迎えた6戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた8戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったストレイトウェザーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

12月1日、中0週で迎えた9戦目は、3歳（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

12月15日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（2015年）

1月2日、中2週で迎えた11戦目は、松竹梅賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

1月30日、中3週で迎えた12戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したキネオアレグロを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

2月13日、中1週で迎えた13戦目は、ミツル&マキ家内安全祈願杯（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2九十（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月1日、中3週で迎えた15戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のソフィアローズを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

4月27日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハイパワーヒーローに1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

5月15日、中2週で迎えた17戦目は、小田原城前魚特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた18戦目は、向暑特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったゾッコンガールに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5歳（2016年）

1月29日、約8か月の休み明けで迎えた19戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

2月5日、連闘で迎えた20戦目は、白梅賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で森泰斗騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

3月4日、中3週で迎えた21戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で森泰斗騎手（9戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

3月31日、中3週で迎えた22戦目は、一般C2十二十三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で森泰斗騎手（10戦2勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のサスナーアディーンに1馬身の差をつけて制した。

5月3日、中4週で迎えた23戦目は、一般C2六七（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で森泰斗騎手（11戦3勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

5月10日、連闘で迎えた24戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（12戦3勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

6歳（2017年）

5月4日、約11か月半の休養明けで迎えた26戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた27戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

11月7日、約6か月の休養明けで迎えた28戦目は、一般C3二三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（13戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

12月11日、中4週で迎えた29戦目は、一般C3二三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（14戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヴィレミーナを半馬身振り切って久々に勝利を挙げた。

7歳（2018年）

1月1日、中2週で迎えた30戦目は、一般C3十三十四十五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（15戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンナイトを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

1月16日、中1週で迎えた31戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C3八九（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた32戦目は、一般C3八九十（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（16戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。