ファーガス（2019年生、母シルクブルームーン）

ファーガス（2019年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のフリオーソ（当時15歳）と交配したシルクブルームーンが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は中橋清。2021年のウィナーズチャレンジ5で2着に入った他、2021年のウィナーズチャレンジ7で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中橋清から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、古賀禎彦によって187万円で落札された。

田中正二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2021年）

5月19日、デビュー戦は阪野学騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 曇/重）に出走。馬体重は438kg。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るクラグローリーをハナ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

6月29日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ2（門別ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた4戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ4（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

7月27日、中1週で迎えた5戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のブリーダーズゴールドジュニアカップ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ5（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は阪野学騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、伸びてきたコスモポポラリタ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

9月9日、中3週で迎えた7戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ7（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた8戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

11月3日、中4週で迎えた9戦目は、2歳Jpn3のJBC2歳優駿（門別ダート1800m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は落合玄太騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

12月10日、中4週で迎えた10戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったコブラに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月30日、中2週で迎えた11戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の白鳥特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

3歳（2022年）

1月26日、中3週で迎えた12戦目は、3歳戦のサルビア特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の若獅子特別（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったダイナソーに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

3月9日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のクラシックトライアル（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

3月31日、中2週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた15戦目は、3歳戦のつくし特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦の358.5万円以上（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったローズティアラに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月25日、中4週で迎えた17戦目は、3歳戦の白百合特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

10月6日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、水彩都市・江東賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に敗れた。

11月3日、中3週で迎えた19戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、一般C1一二三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1二三四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（5戦0勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた21戦目は、ブル・ショット賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（6戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したシュアゲイトを差し切れず、1馬身差の2着となった。

12月31日、中2週で迎えた22戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、B3七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

4歳（2023年）

1月26日、中3週で迎えた23戦目は、芋洗坂賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（7戦0勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた24戦目は、狸穴坂賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（8戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月6日、中1週で迎えた25戦目は、オフト汐留賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（9戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

3月29日、中2週で迎えた26戦目は、十貫坂賞（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（10戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月17日、中2週で迎えた27戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、山王坂賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したバリチューロに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月26日、中5週で迎えた28戦目は、東郷坂賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた29戦目は、蛍坂賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（11戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のジュンユウコーに3馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

6月30日、中2週で迎えた30戦目は、ポートサイド賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（12戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したリコーリュウセイを捕まえ切れず、ハナ差の2着に惜敗した。

7月13日、中1週で迎えた31戦目は、デネブ賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（13戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5歳（2024年）

2月12日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた32戦目は、オープス中郷賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（14戦1勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

3月18日、中4週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた33戦目は、十貫坂賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（15戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

4月26日、中5週で迎えた34戦目は、東郷坂賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で和田譲治騎手（16戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた35戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、紀伊国坂賞（大井ダート1400m 雨/重）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では稟性の闘志でゴールまでタレずに走り切り、3着に入った。

6月5日、中2週で迎えた36戦目は、夏木立賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（17戦1勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

7月9日、中4週で迎えた37戦目は、三宅坂賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉井章騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

7月31日、中2週で迎えた38戦目は、トゥインクルバースデー賞（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井章騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、抜け出したリコールガーを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

9月8日、中5週で迎えた39戦目は、オフトひたちなか賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井章騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では賦性の負けん気を発揮してゴールまで落伍することなく走り切ったがが、5着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた40戦目は、ミザール賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井章騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた41戦目は、トルマリン賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井章騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく12着に敗れた。