イプシランテ（2017年生、母エレンウィルモット）

Ipsilante

2017.02.01

イプシランテ（2017年2月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「19世紀ギリシャ独立運動の指導者名に因んだ薔薇の品種名」。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルインパクト（当時9歳）と交配したエレンウィルモットが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年の由布院特別(2勝クラス ハンデ)。

経歴

デビュー前

武幸四郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

11月9日、デビュー戦はO.マーフィー騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のワールドウインズを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2020年）

2月16日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのこぶし賞（京都芝1600m 雨/重）に出走。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

3月8日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

12月5日、約9か月の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

4歳（2021年）

2月6日、中8週で迎えた5戦目は、4歳以上1勝クラスの角島特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のエターナリーに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月7日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの由布院特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のソプラドールをクビ差振り切って人気に違わぬ実力を証明した。