プリティガール（2007年生、母プリティーメアー）

プリティガール（2007年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋少女」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤマックス（当時8歳）と交配したプリティーメアーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は吉田牧場。戦績は、中央平地7戦1勝、地方4戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、吉田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、吉田晴雄から「ホッカイドウ競馬トレーディングセールサラブレッド競走馬」に上場されたが主取りとなった。

谷口常信厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

9月10日、デビュー戦は小国博行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は456kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、勝ったケンシロウに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

9月22日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

11月3日、中5週で迎えた3戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のブライティアグラスに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

11月18日、中1週で迎えた4戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のウィナーズチャレンジ（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

3歳（2010年）

3月21日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

4月10日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のひめさゆり賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

8月22日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のインディアトロフィー（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

9月19日、中3週で迎えた8戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

11月7日、中6週で迎えた9戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、5着を確保した。

11月21日、中1週で迎えた10戦目は、小島太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

12月18日、中3週で迎えた11戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナイアードを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて制した。