ザラストドロップ（1995年生、母カーペディエム）

ザラストドロップ（1995年5月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のヤマニンスキー（当時20歳）と交配したカーペディエムが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地27戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1999年の湘南特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

平井雄二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

3月7日、デビュー戦は沢昭典騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。馬体重は444kg。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で沢昭典騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のキャンティクラシコに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月4日、中1週で迎えた3戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で沢昭典騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったラカンにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

4月18日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で沢昭典騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で沢昭典騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンのカーネーションカップ（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で沢昭典騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定4歳500万下のエトワール賞（東京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で沢昭典騎手（6戦1勝）。18頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた8戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のグラジオラス賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

10月25日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

11月14日、中2週で迎えた10戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のヴァイタルトラックに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月29日、中1週で迎えた11戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’98インターナショナルジョッキーズ（2）（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したビゼンスバルを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

12月20日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の清澄特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

4歳（1999年）

2月13日、中7週で迎えた13戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の御宿特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず15着に敗れた。

4月11日、中5週で迎えた15戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の隅田川特別（中山芝1800m 雨/不良）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の高尾特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の金峰山特別（東京芝1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた18戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の湘南特別（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のハイフレンドコードをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

7月25日、中6週で迎えた19戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の弥彦特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた20戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の五頭連峰特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

8月29日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の魚野川特別（新潟芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、4着に入った。

9月11日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の初風特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

5歳（2000年）

2月20日、約5か月半の休み明けで迎えた23戦目は、5歳以上900万下のテレビ埼玉杯（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦1勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

4月29日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の金峰山特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下（東京芝1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で鈴来直人騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下の甲斐駒特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。