コスモラナップ（2003年生、母Raised the Bar）

コスモラナップ（2003年8月30日）は、オーストラリアで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋駆け上がる」。毛色は栗毛。種牡馬のFlying Spur（当時11歳）と交配したRaised the Barが5歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地25戦3勝2着2回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

3月5日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着を確保した。

3月26日、中2週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

6月17日、中8週で迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

7月29日、中5週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

9月10日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るシゲルダイノウカイを3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

9月24日、中1週で迎えた7戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の朝里川特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

12月23日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

4歳（2007年）

1月27日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の巌流島特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に敗れた。

3月3日、中4週で迎えた10戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

3月31日、中3週で迎えた11戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオースチンローズに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4月22日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5月12日、中2週で迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったヤマニンファビュルにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

6月17日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

6月30日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、3歳以上500万下の江差特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトレノジュビリーをクビ差振り切って2勝目を掴み取った。

7月22日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の長万部特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

5歳（2008年）

3月9日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた17戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

4月26日、中6週で迎えた18戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 雨/良）に出走。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエーシンアローを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

5月17日、中2週で迎えた19戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の洛陽ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい18着に敗れた。

5月24日、連闘で迎えた20戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい14着に終わった。

7月12日、中6週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のテレビユー福島賞（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は江田照男騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

10月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の道頓堀ステークス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた23戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1200m 雨/良）に出走。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

12月6日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

12月27日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた25戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のサンタクロースステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

6歳（2009年）

2月21日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。13着に敗れた。

6月20日、約4か月の休み明けで迎えた27戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。8着に敗れた。