コスモナイスガイ（2010年生、母ナイスカット）

コスモナイスガイ（2010年6月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋好漢」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時13歳）と交配したナイスカットが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地21戦3勝2着3回、地方5戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の成田特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

柴崎勇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

1月19日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は534kg。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

2月26日、中4週で迎えた2戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフェブラリーフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したベイリービーズに半馬身届かず2着となった。

4月4日、中4週で迎えた3戦目は、3歳戦のナイスハルター特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したフルーツサンデーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4月20日、中1週で迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

5月12日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

6月29日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイスンウォーにアタマ差届かず2着に甘んじた。

7月20日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（5戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（6戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、4着に終わった。

8月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で柴田大知騎手（7戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では矢のように急駛したが、抜け出したヴィルトグラーフに半馬身届かず2着に敗北した。

9月21日、中3週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田大知騎手（8戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエターナルヒーローをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2014年）

4月12日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田大知騎手（9戦1勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、5着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた13戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（10戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（11戦1勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

8月23日、中6週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るマキシマムフロウを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて制した。

10月18日、中7週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（12戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

11月8日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の伊勢佐木特別（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（13戦1勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

12月13日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（14戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエルマンボに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5歳（2015年）

1月10日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の成田特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（15戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のホワイトフリートに1馬身の差をつけて制した。

10月31日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上1600万下の赤富士ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（16戦2勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず16着に終わった。

12月6日、中4週で馬体重を前走から22kg絞って迎えた23戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の堺ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

6歳（2016年）

1月15日、中5週で迎えた24戦目は、ハンデ戦のガーネット賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

2月10日、中3週で迎えた25戦目は、S2の金盃（大井ダート2600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田大知騎手（17戦2勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

3月3日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた26戦目は、桜月特別（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（18戦2勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に敗れた。