コータロー（2000年生、母イノセントラジー）

コータロー（2000年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシンコウキング（当時9歳）と交配したイノセントラジーが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は澤田嘉隆。戦績は、地方30戦5勝2着4回。2006年のはなみづき特別(一般)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、ベーシカル・コーチング・スクールから「プレミア2歳トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、平井裕によって525万円で落札された。

赤間清松厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2003年）

2月22日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は450kg。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1190m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るテンビーワンを鮮やかな末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

3月17日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサーストンリリーに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月22日、中4週で迎えた4戦目は、3歳戦のスイートピー特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2004年）

1月9日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、一般C2七八（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のワールドサンデーに3馬身の差をつけて休み明け初戦を制した。

1月20日、中1週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、荏原特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のグラスデビルをクビ差振り切って4勝目を手に入れた。

2月13日、中2週で迎えた7戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた8戦目は、一般C1三四（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したウィンリージェントに3/4馬身届かず2着に敗北した。

3月17日、中1週で迎えた9戦目は、若草特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた10戦目は、関本秀幸騎手を鞍上に迎えて、六分儀座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、東原悠善騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

7月8日、連闘で迎えた12戦目は、一般C1三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた13戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、盛夏特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた14戦目は、こうま座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

5歳（2005年）

1月29日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた15戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、川内川特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた16戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、鳥栖市市制50周年記念（佐賀ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトシザドラゴンを捕まえ切れず、6馬身差の2着となった。

2月26日、中1週で迎えた17戦目は、池田湖特別（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた18戦目は、五ヶ瀬川特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のオイワケダイモンをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

7月3日、約4か月の休み明けで迎えた19戦目は、志布志湾特別（佐賀ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

7月31日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた20戦目は、大崩山特別（佐賀ダート1800m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（4戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた21戦目は、JBCカウントダウン80 大村湾特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で真島正徳騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

6歳（2006年）

1月25日、約5か月半の休み明けで迎えた22戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第4戦）（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったツルギデンカから6馬身差の2着となった。

2月22日、中3週で迎えた23戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、新冠特別（荒尾ダート1500m 雨/重）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月22日、中3週で迎えた24戦目は、はなみづき特別（荒尾ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。3着を確保した。

4月8日、中1週で迎えた25戦目は、久住山カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた26戦目は、田中良明騎手を鞍上に迎えて、エフエム熊本特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったツルギデンカから4馬身差の2着となった。

5月23日、中3週で迎えた27戦目は、普賢岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中良明騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月28日、中4週で迎えた28戦目は、地方重賞の九州王冠（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中良明騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた29戦目は、火の国賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた30戦目は、JBCカウントダウン85雲仙岳カップ（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。