オレノブルース（2019年生、母チェス）

オレノブルース（2019年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名(俺の)+ブルース。音楽における基本的なジャンルの一つ」。毛色は青毛。種牡馬のコパノリッキー（当時9歳）と交配したチェスが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は北田剛。主な勝ち鞍は2023年のC30組(一般C30)。

経歴

デビュー前

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

2月12日、デビュー戦は小林脩斗騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は450kg。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

6月26日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず16着に終わった。

7月26日、中3週で迎えた3戦目は、3歳戦のナティレイン特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水沼元輝騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

8月13日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた4戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

2022年8月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月11日、中7週で馬体重を前走から22kg戻して迎えた5戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、奥原久志爆誕記念（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

11月8日、中3週で迎えた6戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、克人☆理都結婚記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、アイビーテーラーに交わされて8馬身差の2着となった。

11月22日、中1週で迎えた7戦目は、一般C25（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた8戦目は、一般C24（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた9戦目は、一般C21（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

4歳（2023年）

1月2日、中1週で迎えた10戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、C30組（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウェルスナイパーに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

1月18日、中1週で迎えた11戦目は、乙川特別（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた12戦目は、一般C21（名古屋ダート920m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンウパシを鬼脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月17日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（3戦2勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた14戦目は、一般C13（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた15戦目は、一般C10（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったステイトダイアデムに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

3月30日、中1週で迎えた16戦目は、一般C8（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた17戦目は、一般C10（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹羽克輝騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

4月21日、連闘で迎えた18戦目は、おしきっずより愛を込めて杯（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で丹羽克輝騎手（7戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた19戦目は、たかゆき誕生日記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丹羽克輝騎手（8戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

9月5日、約4か月の休養明けで迎えた20戦目は、一般C11（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のサダムオリジンに2馬身の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。