マルチアンサー（1991年生、母ペリオジャー）

マルチアンサー（1991年6月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラユタカオー（当時9歳）と交配したペリオジャーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ナカノファーム。戦績は、中央平地13戦0勝、地方32戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は1996年の筑紫野賞(B1)。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

2月26日、デビュー戦は加藤和宏騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず16着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた2戦目は、酒井健二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井健二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた5戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

5月15日、連闘で迎えた6戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

6月4日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は酒井健二騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井健二騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井健二騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着を確保した。

8月6日、中3週で迎えた10戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月20日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

9月25日、中2週で迎えた13戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝2000m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを17番手で通過。直線では決め手が足りず16着に終わった。

4歳（1995年）

2月20日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村欣也騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月24日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村欣也騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウショウゼンシンから1馬身差の2着となった。

5月6日、中1週で迎えた18戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた19戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は北村欣也騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったハワイアンマックスから8馬身差の2着となった。

6月10日、中2週で迎えた20戦目は、大垣敏夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月24日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のロマノフクイーンに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月16日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村欣也騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（6戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のヘイセイユニオンに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月4日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北村欣也騎手（7戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた25戦目は、サファイヤ特設（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村欣也騎手（8戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（1996年）

2月5日、約5か月の休み明けで迎えた26戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、5歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のエヌチャンピオンに1馬身の差をつけて久々の一戦を制した。

2月17日、中1週で迎えた27戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は北村欣也騎手（9戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったシャトーシャープから6馬身差の2着となった。

3月2日、中1週で迎えた28戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（10戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた29戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は大垣敏夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のグリーンシャインに3/4馬身の差をつけて4勝目をマークした。

4月20日、中4週で迎えた30戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は北村欣也騎手（11戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた31戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（12戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったグリーンシャインからクビ差の2着に甘んじた。

5月19日、中1週で迎えた32戦目は、5歳以上A2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村欣也騎手（13戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた33戦目は、5歳以上A2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村欣也騎手（14戦1勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた34戦目は、5歳以上A1 A2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で北村欣也騎手（15戦1勝）。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた35戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた36戦目は、セラミーカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村欣也騎手（16戦1勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月7日、約5か月の休み明けで迎えた37戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、りんどう賞（荒尾ダート1900m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた38戦目は、岩本清隆騎手を鞍上に迎えて、火の国賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

6歳（1997年）

1月4日、中1週で迎えた39戦目は、古泉悟騎手を鞍上に迎えて、りんどう賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったシントイチバンから5馬身差の2着に敗北した。

1月20日、中1週で迎えた40戦目は、岩手県騎手招待特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古泉悟騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月3日、中1週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた41戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、火の国賞（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた42戦目は、火の国賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村栄喜騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた43戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は岩本清隆騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月29日、中2週で迎えた44戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 小雨/不良）に出走。鞍上は古泉悟騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた45戦目は、火の国賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古泉悟騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。