ニイタカヤマ（2010年生、母エスペシアル）

ニイタカヤマ（2010年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「山名」。毛色は栗毛。種牡馬のアフリート（当時26歳）と交配したエスペシアルが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）マークリ牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方31戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2014年の楽天銀行賞(一般C1)。

経歴

デビュー前

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

4月6日、デビュー戦は伴啓太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は440kg。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びを欠き11着に終わった。

5月4日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

6月9日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で伴啓太騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

8月3日、中7週で迎えた4戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた5戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のセプテンバーフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は伴啓太騎手（3戦0勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた7戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

10月26日、連闘で迎えた8戦目は、一般C2六（盛岡ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地康朗騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた9戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のフレンズを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

11月16日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヤマニンモントルをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

12月1日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2七（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったスズカノジェリコにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月9日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したリゾートラヴにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月15日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で関本淳騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2十（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は菊地康朗騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るスマートマリンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

4歳（2014年）

1月12日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地康朗騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

3月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、岩手春の扉レース（水沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で菊地康朗騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ユアーエブリシングに交わされて3馬身差の2着となった。

4月13日、中1週で迎えた17戦目は、大屋梅賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊地康朗騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1五（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菊地康朗騎手（6戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

5月5日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で菊地康朗騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

6月2日、中3週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた20戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菊地康朗騎手（8戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着を確保した。

6月9日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で菊地康朗騎手（9戦1勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。

6月16日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で菊地康朗騎手（10戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

6月22日、連闘で迎えた23戦目は、おおのキャンパスレース（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で菊地康朗騎手（11戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

8月16日、中7週で迎えた24戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で菊地康朗騎手（12戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のコイスキャーレに1馬身1/4の差をつけて4勝目をマークした。

9月14日、中3週で迎えた25戦目は、JBCイヤーカウントダウン50（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で菊地康朗騎手（13戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったロブショットを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

9月29日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1五（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で菊地康朗騎手（14戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた27戦目は、楽天銀行賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で菊地康朗騎手（15戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のダンストンスリルに1馬身1/4の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

11月1日、中2週で迎えた28戦目は、一般B2八（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は15戦連続で菊地康朗騎手（16戦3勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

11月24日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた29戦目は、前沢牛しぐれ煮杯（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で菊地康朗騎手（17戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

5歳（2015年）

3月30日、約4か月の休養明けで迎えた30戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で菊地康朗騎手（18戦3勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

4月6日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は18戦連続で菊地康朗騎手（19戦3勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

4月20日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は19戦連続で菊地康朗騎手（20戦3勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

4月27日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で菊地康朗騎手（21戦3勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

5月4日、連闘で迎えた34戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で菊地康朗騎手（22戦3勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で菊地康朗騎手（23戦3勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて5着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた36戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。