ヤマニンモントル（2010年生、母ヤマニンパンテール）

ヤマニンモントル（2010年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋腕時計（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時11歳）と交配したヤマニンパンテールが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方24戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2014年のYOSAKOIinみずさわレース(一般B2九)。

経歴

デビュー前

菊沢隆徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

10月7日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 小雨/稍重）に出走。馬体重は456kg。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

12月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

3歳（2013年）

4月28日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は田中博康騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

6月30日、中8週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

8月24日、中7週で迎えた5戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

9月28日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中博康騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた7戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月26日、連闘で迎えた8戦目は、一般C2六（盛岡ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のヤマニンアンビーに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月3日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったビジンダネに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月16日、中1週で迎えた10戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたニイタカヤマ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月23日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2五（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のナスノイブキをクビ差振り切って勝利をモノにする

12月1日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のクイックブレッドをアタマ差振り切って断トツの支持に応えた。

12月23日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったラマンチャに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月31日、連闘で迎えた15戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャイニーグリーンに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2014年）

1月13日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

3月22日、中9週で迎えた17戦目は、一般B2五（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（7戦3勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた18戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、コップ座レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1一（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（8戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のブライティアマンボを3/4馬身振り切って5勝目をゲットした。

5月6日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、いわてびと・わんらじお賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（9戦4勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、バルパライソトートに交わされて2馬身半差の2着となった。

5月19日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2六（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（10戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2五（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（11戦4勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた23戦目は、春紫苑レース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原俊吏騎手（12戦4勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1一（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原俊吏騎手（13戦4勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

8月3日、中3週で迎えた25戦目は、久慈流灯祭納涼花火大会レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原俊吏騎手（14戦4勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた26戦目は、鈴木麻優騎手を鞍上に迎えて、盛岡ブランドレース（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

8月25日、連闘で迎えた27戦目は、一般B2九（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（15戦4勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したラブチェリーにクビ差届かず2着となった。

9月6日、中1週で迎えた28戦目は、YOSAKOIinみずさわレース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（16戦4勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のリアンクイーンをアタマ差振り切って6勝目を奪取した。

9月21日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2六（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（17戦5勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

12月31日、約3か月半の休養明けで迎えた30戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は鈴木麻優騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。