ビップレジェンド（2007年生、母ノンダムール）

ビップレジェンド（2007年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋伝説の馬になるように」。毛色は栗毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時15歳）と交配したノンダムールが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）中央牧場。戦績は、中央平地24戦1勝、地方20戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

2歳のとき、中央牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、鈴木邦英によって1,071万円で落札された。

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

11月14日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/重）に出走。馬体重は456kg。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

3歳（2010年）

1月17日、中8週で迎えた2戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

1月30日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

3月28日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

5月1日、中4週で迎えた6戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた7戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって8着に終わった。

7月3日、中6週で迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた9戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

8月1日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマグニフィセントを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月9日、中9週で迎えた11戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた12戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。0着に終わった。

4歳（2011年）

2月5日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の小倉城特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

3月26日、中6週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の牧園特別（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

5月1日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず12着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

6月12日、中2週で迎えた17戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の奥尻特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の陸奥湾特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた20戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の北洋特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

10月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、N.ピンナ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

5歳（2012年）

4月29日、約6か月半の休養明けで迎えた22戦目は、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（4戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

6月3日、中4週で迎えた23戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを16番手で通過。直線では見せ場なく18着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた24戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

8月12日、中7週で馬体重を前走から32kg増やして迎えた25戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、葉月特別（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた26戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、新涼特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた27戦目は、日野太一騎手を鞍上に迎えて、長月特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた29戦目は、神無月特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた30戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、シルバーホイップ賞（第4戦）（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

11月25日、中4週で迎えた31戦目は、霜月特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は日野太一騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

6歳（2013年）

3月16日、約3か月半の休み明けで迎えた32戦目は、地方重賞の佐賀弥生賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で日野太一騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた33戦目は、3歳以上B3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で日野太一騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

5月4日、中2週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた34戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2十六（盛岡ダート1200m 小雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5月11日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2十五（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアドホックに5馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

5月25日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2六（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したアイディンマリーを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月3日、連闘で迎えた37戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた38戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、ゴールデンドロップにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月14日、中1週で迎えた40戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で阿部英俊騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた41戦目は、一般C2八（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で阿部英俊騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた42戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で阿部英俊騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したモリノアルガリーを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

9月1日、中1週で迎えた43戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で阿部英俊騎手（9戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた44戦目は、コカ・コーラ賞（水沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は11戦連続で阿部英俊騎手（10戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。