ネヴァキングダム（2004年生、母ピュアグレイン）

ネヴァキングダム（2004年2月8日）は、イギリスで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋王国」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングズベスト（当時7歳）と交配したピュアグレインが13歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地20戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の美浦特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

10月15日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3歳（2007年）

2月24日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

4月15日、中6週で迎えた4戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で塚田祥雄騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のダンスオンステージに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

5月19日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下の早苗賞（新潟芝2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で塚田祥雄騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

10月20日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の蔵王特別（福島芝2600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

11月17日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の霊山特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のマイネルモデルノをクビ差振り切って2勝目をマークした。

12月1日、中1週で迎えた9戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の美浦特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を5馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘志でバテることなく粘り続けて、最後は2着のマイネルファーマに1馬身3/4の差をつけて制した。

12月22日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて15着に敗れた。

4歳（2008年）

2月3日、中5週で迎えた11戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

9月27日、約8か月の休養明けで迎えた12戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を5馬身以上保って、スローペースで馬群を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の本栖湖特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、ダイシンプランにクビ差交わされて2着に惜敗した。

11月8日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下のインディアトロフィー（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

11月15日、連闘で迎えた15戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のブラックシャンツェを半馬身振り切って優勝

12月14日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の美浦ステークス（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

12月28日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のオリオンステークス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

5歳（2009年）

1月10日、中1週で迎えた18戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

6歳（2010年）

2月27日、約14か月の休養明けで迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。