ツルマルハナコ（2018年生、母キューガーデン）

ツルマルハナコ（2018年2月23日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフリオーソ（当時14歳）と交配したキューガーデンが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は西野春樹。2023年のハヤテ特別(一般)に勝利した他、2023年のハヤテ特別(一般)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、西野春樹から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、白瀬盛雄から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、鶴谷義雄によって330万円で落札された。

市村誠厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2020年）

5月18日、デビュー戦は矢野貴之騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 雨/重）に出走。馬体重は437kg。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

9月8日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジュニパーダンスに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月21日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

11月5日、中5週で迎えた4戦目は、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

3歳（2021年）

4月15日、約5か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて15着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた6戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 雨/良）に出走。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って13着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた7戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

6月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は達城龍次騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したスターシューターを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

6月30日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のフォーチュネイトあじさい特別（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、4着を確保した。

7月16日、中1週で迎えた10戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦の2019 ライトニングランスタート賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

12月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C1八九（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って14着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1十十一十二（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は達城龍次騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

4歳（2022年）

1月24日、中3週で迎えた17戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は張田昂騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

3月13日、中4週で迎えた19戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、見たい景色がここにある洋野（水沢ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月20日、連闘で迎えた20戦目は、一般B1（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したムーンフェアリーにハナ差届かず2着に甘んじた。

4月5日、中1週で迎えた21戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、エイプリルカップ（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、エイシンハルニレにクビ差交わされて2着となった。

4月18日、中1週で迎えた22戦目は、ブッシュローズ賞（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は高松亮騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた23戦目は、一般B1（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた24戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、チャイナアスタ賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったカガジャドールに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

デビュー前

小林義明厩舎（岩手）へ入厩。

5月30日、デビュー戦は高松亮騎手を鞍上に据えて、ストロベリーキャンドル賞（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての5番ゲートからスタート。出走取消となった。

6月28日、中5週で迎えた25戦目は、一般B1（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は高松亮騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月24日、中3週で迎えた26戦目は、一般B1（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた27戦目は、一般B1（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（5戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したスカイルークにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月22日、中1週で迎えた28戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、ペリドット賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のペタルーダに3馬身の差をつけて1番人気に応えた。

9月5日、中1週で迎えた29戦目は、ガーベラ賞（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したスカイルークにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月3日、中3週で迎えた30戦目は、クレオメ賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のコパノラクラクを半馬身振り切って3勝目を手中に収めた。

10月17日、中1週で迎えた31戦目は、一般B1（盛岡ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のコパノラクラクに1馬身1/4の差をつけて1番人気に応えた。

11月3日、中1週で迎えた32戦目は、東京トゥインクルファンファーレ賞（盛岡ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた33戦目は、ビッグレッドファーム特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本政聡騎手（5戦3勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のオンラインボスをクビ差振り切って5勝目を手中に収めた。

デビュー前

小林義明厩舎（岩手）へ入厩。

12月30日、中5週で迎えた34戦目は、ハヤテ特別（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山本政聡騎手（6戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

5歳（2023年）

3月13日、中9週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた35戦目は、スプリント特別（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は高松亮騎手（6戦0勝）。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた36戦目は、ハヤテ特別（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた37戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、M3の栗駒賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず10着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた38戦目は、牡丹特別（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は山本政聡騎手（7戦4勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた39戦目は、ハヤテ特別（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るセイキングダムを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って6勝目を挙げた。

6月5日、中1週で迎えた40戦目は、麦秋特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（8戦4勝）。5頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず3着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた41戦目は、M2の岩鷲賞（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

6歳（2024年）

3月17日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた42戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、スプリント特別（水沢ダート1400m 小雨/重）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた43戦目は、M3の白嶺賞（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山本政聡騎手（9戦4勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた44戦目は、卯月特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（5戦1勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。