ツモルランサー（2001年生、母クインムラマサ）

ツモルランサー（2001年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「積＋槍騎兵」。毛色は鹿毛。種牡馬のトワイニング（当時10歳）と交配したクインムラマサが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）村下牧場。戦績は、中央平地29戦2勝2着2回、中央障害1戦0勝、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

2月14日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るブルーアイを自慢の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月14日、中3週で迎えた2戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

4月3日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に敗れた。

5月9日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（3戦1勝）。18頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったシセイヒカリにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

6月26日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の舞子特別（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（4戦1勝）。17頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

10月31日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のトーセンデイジーを3/4馬身振り切って制した。

11月14日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の五色沼特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で野元昭嘉騎手（7戦2勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の鞍馬特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で野元昭嘉騎手（8戦2勝）。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

12月25日、中3週で迎えた11戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、5着を確保した。

4歳（2005年）

1月15日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り雨/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（9戦2勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

8月13日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（10戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

9月10日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（11戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（12戦2勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、息の入らないペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

10月30日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（13戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

12月3日、中4週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で野元昭嘉騎手（14戦2勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

12月18日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で野元昭嘉騎手（15戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

5歳（2006年）

1月14日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で野元昭嘉騎手（16戦2勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったモルフェテレスに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

1月29日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で野元昭嘉騎手（17戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で野元昭嘉騎手（18戦2勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた22戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（19戦2勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（20戦2勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

5月20日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（21戦2勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（22戦2勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた27戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

6歳（2007年）

3月25日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（23戦2勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。端を奪い、若干速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

5月13日、中6週で迎えた29戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。13着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（24戦2勝）。17頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい16着に終わった。

7月18日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた31戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の日本水特別（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

8月13日、中3週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた32戦目は、サーフサイド賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。