ワイズミューラー（2007年生、母サトルスマイル）

ワイズミューラー（2007年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「映画『ターザン』で主役を演じた俳優名より」。毛色は栗毛。種牡馬のジャングルポケット（当時9歳）と交配したサトルスマイルが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地18戦2勝2着3回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額4,000万円（100万×40口）で一口馬主が募集された。

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

3月20日、デビュー戦は木村健騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は456kg。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したバトルイグアスにクビ差届かず2着となった。

4月10日、中2週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

6月13日、中8週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のスリーピークスに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

8月21日、中9週で迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るドリームセーリングを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

9月25日、中4週で迎えた5戦目は、3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 晴/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

12月19日、中7週で迎えた7戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の名古屋日刊スポーツ杯（小倉芝2600m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

4歳（2011年）

1月23日、中4週で迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したウォークラウンを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

2月20日、中3週で迎えた9戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月10日、中6週で迎えた10戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず12着に敗れた。

5月8日、中3週で迎えた11戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

6月18日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下の八甲田山特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたフミノヤマビコ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

9月3日、中5週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下のタイランドカップ（札幌芝2600m 雨/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

11月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の新津特別（新潟芝2000m 外回り雨/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた17戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の姫島特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

5歳（2012年）

1月29日、中6週で迎えた18戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の小倉城特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。

7月1日、約5か月の休み明けで迎えた19戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月8日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた20戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。10着に敗れた。