ビップイシマツ（2010年生、母ルビーレジェンド）

ビップイシマツ（2010年2月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は青毛。種牡馬のロージズインメイ（当時10歳）と交配したルビーレジェンドが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地17戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、鈴木邦英によって1,470万円で落札された。

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

6月16日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 小雨/不良）に出走。馬体重は480kg。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

9月17日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

10月7日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

3歳（2013年）

1月6日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

2月10日、中4週で迎えた5戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

5月25日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

8月3日、中9週で迎えた7戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のショウナンパレットに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

8月17日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の手稲山特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

8月25日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のバクシンテイオーを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

11月30日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた11戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

4歳（2014年）

1月12日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の祇園特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（3戦2勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

2月16日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（4戦2勝）。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。最後はバタバタになってしまい18着に終わった。

4月20日、中8週で迎えた14戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の千種川特別（阪神芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

6月15日、中7週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（5戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は減速してしまい16着に敗れた。

10月18日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（6戦2勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、伸びてきたシニョリーナ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

11月1日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（7戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。