ラヴェンナ（2009年生、母アウトゥリーチェ）

ラヴェンナ（2009年2月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「イタリア北部にある世界遺産を持つ町名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時12歳）と交配したアウトゥリーチェが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大北牧場。戦績は、中央平地15戦1勝2着2回、地方24戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額700万円（3.5万×200口）で一口馬主が募集された。

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

6月19日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は472kg。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

12月24日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

3歳（2012年）

1月28日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の闘争本能でゴールまで頑張り、5着を確保した。

5月5日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

6月2日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、ナムラセレナーデに半馬身交わされて2着となった。

6月24日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で西村太一騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はツクバクイーンと並んで2着同着となった。

7月8日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で西村太一騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のドナメジャーに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月9日、中8週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で西村太一騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

10月7日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で西村太一騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で西村太一騎手（6戦1勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で西村太一騎手（7戦1勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

4歳（2013年）

6月9日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい14着に終わった。

7月20日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた13戦目は、花田大昂騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた14戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、オーガストスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

9月29日、中5週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は花田大昂騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず13着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で花田大昂騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

11月19日、中4週で迎えた17戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた18戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入り込んだ。

5歳（2014年）

1月4日、中2週で迎えた19戦目は、あろえ賞（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた20戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、宝塚特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた21戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた22戦目は、カペラ特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったエーシンスパイシーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月11日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた24戦目は、かえで賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた25戦目は、西川進也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた26戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、やしろ鴨川の郷特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上C1 C2（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は笹田知宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のリコルドに2馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

6歳（2015年）

4月14日、約6か月半の休養明けで迎えた31戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

5月28日、中3週で迎えた33戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦健太騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月18日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

7月17日、中3週で迎えた35戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は笹田知宏騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた36戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたカオス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月3日、中3週で迎えた37戦目は、3歳以上C2（園田ダート1870m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のヒロキセキに2馬身半の差をつけて制した。

7歳（2016年）

4月14日、約7か月半の休養明けで迎えた38戦目は、4歳以上C2（園田ダート1870m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（8戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（9戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。