コスモフォース（2006年生、母アーミーリニア）

コスモフォース（2006年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋精神的な力」。毛色は鹿毛。種牡馬のジョリーズヘイロー（当時19歳）と交配したアーミーリニアが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は土井仁。戦績は、中央平地22戦3勝2着2回、地方17戦3勝2着1回。2011年の川崎マイラーズ(A1以下 S3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、土井仁から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、広松重信によって262.5万円で落札された。2歳のとき、細川牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、コスモヴューファームによって462万円で落札された。

稲葉隆一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

11月9日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳戦のUAE賞（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったサンクフルルックに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

11月30日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

12月27日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

3歳（2009年）

1月10日、中1週で迎えた4戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入った。

2月1日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヒカルプリンスに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

2月21日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（3戦1勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月31日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

7月19日、中6週で迎えた8戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のマルタカラッキーに3馬身半の差をつけて制した。

8月9日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の瀬波温泉特別（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた10戦目は、3歳重賞のレパードステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

4歳（2010年）

1月5日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた12戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

3月6日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

4月3日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

7月25日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（5戦1勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、伸びてきたラヴィンライフ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

8月8日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（6戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

11月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のユジェニックブルーをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

11月21日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の福島放送賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦1勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の田川特別（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦1勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

5歳（2011年）

1月5日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた22戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

4月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、絆特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったビクトリースガに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4月27日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の春陽特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のヒシウィンザーを3/4馬身振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

5月18日、中2週で迎えた25戦目は、S3の川崎マイラーズ（川崎ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

6月16日、中3週で迎えた26戦目は、’11 スパーキングナイトチャレンジ（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るノーステイオーを凄まじい末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月7日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の七夕特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタカラストーンを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月19日、中5週で迎えた28戦目は、S3のスパーキングサマーカップ（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（5戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

6歳（2012年）

1月3日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた29戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、S3の報知オールスターカップ（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

1月27日、中2週で迎えた30戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の川崎市特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

3月1日、中4週で迎えた31戦目は、ハンデ戦のブラッドストーン特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

3月20日、中2週で迎えた32戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の春分の日特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた33戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の大観山特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月17日、中4週で迎えた34戦目は、小田原市特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

6月21日、中4週で迎えた35戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の短夜特別（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた36戦目は、七夕特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた37戦目は、’12スパーキングサマーチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた38戦目は、葉月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（6戦3勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた39戦目は、舞岡特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。